2008年1冊目

幕末下級武士の絵日記―その暮らしと住まいの風景を読む

幕末下級武士の絵日記―その暮らしと住まいの風景を読む

学生の時から日本史が好きです。で、こないだ友達と話したときに歴史の話になって久々に何か読みたいなと本屋に行ったら、たまたまこの本が目に入ったので買ってみました。幕末の忍藩に実在した下級武士 尾崎石城が書き残した日記。しかもそれが絵日記だったので、文章だけでなく絵も入っていて当時の暮らしや住まいが分かる。今日買ったのでまだ読み始めたばかりだけど、とても面白い。彼は独り身で妹夫婦の家に同居していて、日々友達の子供たちに手習いを教えたり毎日のように色々な人にあったり酒を飲んだり。下級武士の暮らしってよく分からなかったのだけど、石城は大変なりになかなか毎日充実していて楽しそう。友人の子供たちに手習いを教えているところの絵があって、子供たちが机に向かってせっせと習字をしている横で石城は寝転がって読書に耽っていて何だか微笑ましい。子供の横で指導している絵を描いていないというのが良いよね。石城に会ってみたくなった。続きを読むのが楽しみ。