Birthday party's on!

キリンジ 10th Anniversary Tour2008 @渋谷C.C. Lemon Hall 

朝は例の地震で我が家もユラユラと長めの揺れが来て、目が覚めた。ニュースを見ながら、洗濯機を2回まわしシーツや掛け布団のカバーやマットを洗濯。出掛けるまでには1度目の洗濯物はすっかり乾くくらい良い天気だった。行きに新宿で用事があったのでウロウロして、どうせなら(前日タモリ倶楽部も見たことだし)と思いこの日開通の副都心線に乗って渋谷に向かう。乗る人以外にも改札をバックに写真を撮る人とか見に来た人とか大勢の人で混雑。だけど電車自体は混んでいなかった。渋谷のホームが広かったなあ。自分が渋谷でもどの辺りで降りたのかさっぱり分からず、行きたい出口を探すのに手間が掛かった(結局駅員さんに聞いて解決)。もう少し時間があれば大ハンコ展に行きたかったけど断念して友達と落ち合い、早めのご飯を食べに梅蘭へ。一度焼きそばを食べてみたかったのです。美味しかったけど、見た目より量が多すぎて完食できず。そしていよいよ開演も迫ってきたのでレモンホールへ。
10周年か‥忘れもしません、10年前。双子座グラフィティのPVを見て「!」と、急いでカワシモレコード(誰も知らないでしょうが)に1枚だけあったペーパードライヴァーズミュージックを買いに行ったこと。やあキリンジに出会えて良かったなあ。
これを書いているのはもう既に4日も経った後なのですが、とても素敵なライブだったのでどっぷりとキリンジ漬けになっています。家で眠らせていたCDを聴いたり、録画したまま放置していたものとか観たり。フジに向けてイロイロ聴きたいのに、まったく‥兄弟熱が出ちゃって困ったものですよ(嬉しい怒り)!
翌日の同ライブに行く友達が取ってくれた(アリガトウございました!)席が10列目という素晴らしさ。1曲目は「家路」オープニングの幕の開き方が格好良くって、大きなホールのライブならではのドキドキ感でした。
MCもニヤリ。兄は副都心線で来たとのこと。そこからしばし渋谷駅は安藤忠雄が‥とか兄が地下鉄の話題をふっているのに、あまり興味が無くそっけない返事の弟。何か兄の話はイチイチ可笑しいんだよなー。そこからテレビ演芸の話に繋がったりして。他にはグッズの話など。ヤスが「グッズのTシャツ、ひとつは胸にKIRINJI 10th Anniversaryとアップリケが‥」アップリケって単語、久々に聞いたよ!兄からの説明では「トピックとして洗濯表示が首のところでは無く下に付いているのでチクチクしません」とか。そこから先の話も可笑しかった。
素敵な曲たちと演奏(ピアノに痺れた)、そして何より2人の歌声がグイグイ胸を締め付ける。聴いてるそばから、終わらなければいいのにー!と思ってしまった。ウットリしたり泣きそうになったり、ヤスの歌声はもちろんだけど、兄の鼻声風味なところも大好き。
五月病」「雨をみくびるな」なんて懐かしい曲が聴けたり、「スウィートソウル」はちょうど聴いていた頃を思い出して泣きそうだったし「タンデム・ラナウェイ」はCDで聴くより好きだったり、やはりライブで聴くといろいろ発見できて楽しい。「千年紀末に降る雪は」が聴けるとは思わなかったから嬉しかったなあ。「今日も誰かの誕生日」は勝手にわたしの誕生日10日前祝いとして受け止めました。
今回一緒に行く予定だった連れが駄目になり、好きだけど最近は聴いていなかったという友達を連れて行って良かった。千年紀末を聴きながら色んなことを思って泣いたらしい。そういえば、わたし達も知り合って10年くらい。なんだか真っ直ぐ家に帰るのが勿体無いねえということになり、ウットリ思い出しながら美味しいビールを飲んで家に帰る。何回も言ってる気がするけど、ホントに良い夜だった。近いうちにまたキリンジのライブが観られたらいいなあ。